価値観の違いを超えて、
日本の壁紙の魅力を知ってもらう

久野 譲

トキワ通商株式会社 

貿易部 Los Angeles支店 マネジャー

2014年入社 社会福祉学部

現在の業務・これまでの経歴

LA支店は全部で3人。私は日本のハンドメイド、天然素材の壁紙をアメリカ市場に提案する仕事をしています。トキワUSA自体はもう40年ぐらいの歴史があり、もともとは自社のものを売っていたんですが、時代の流れでそういった商材が売りにくくなってきました。かわりに台頭してきたのがそういった「日本のいい素材」を使ったハンドメイド製品です。

壁紙に対する考え方とか位置づけが日本国内とアメリカ・ヨーロッパでは少し違っていて、こちらでは「建材のひとつ」というより「嗜好品」という見方をされています。よりお金をかけて個人の趣味を出していく傾向がある中、だんだんハンドメイド品や天然素材の壁紙がアメリカで人気が出てきて、今売っているのはほぼ100パーセントそういう商品です。

前職はホテルマンでした。海外でできる仕事がやってみたくて転職先を探していたところ、トキワ通商株式会社で「LA勤務あり」という求人を見つけたので応募しました。幸いにも1社目で採用の連絡をもらい、私もすぐにお世話になることに決めましたので、他社と比較検討したりすることもなく割とあっさりでしたね。入社して4年ぐらい日本にいて、こちらに異動して5年ぐらいになりますので社内でのキャリアとしては日本と海外が半々ぐらいです。

仕事のやりがいや今後の目標について

現地のアメリカ人には割と押しが強い人もいるので、価格交渉では苦労することもあります。傾向的にも日本にいた時より「この価格でどうですか」「いや、もっと下げてほしい」というようなターンの回数が多いような気がしますね。

アメリカの市場で商品価値が理解されて採用してくれたり、実際の施工されたホテルやレストランなどを見たりするとやりがいを感じます。 ほか、弊社で手がけているOEM製品の提案が1回でバシッと決まった時はもちろん気分がいいですし、 「こんなん売れへんやろ〜」というような商品をダメもとで提案してみたら案外受け入れられるようなこともあって、仕事をしていても常に新しい刺激があって面白いです。

今後の目標は、トキワUSAの売上アップと、日本の希少価値の高い特殊な壁紙を海外へ発信し、より多くの人に日本の壁紙の価値を知ってもらうことです。

職場として見た現在の所属部署

上司とすぐに相談し、その場で問題を共有出来るところ、実現したい事を相談しながら実現出来るところが気に入っています。こちらで仕事をすることを考えた時、もちろん語学はできるにこしたことはないですが、商品自体に興味があって海外で売りたいとか、日本のメーカーのために動きたいとか、そういう熱意の方が大事だと思います。

オフの過ごし方

休日の楽しみは友達家族と食事や外出をすることです。こちらは日本の都市部とは違い車がないと生活できない環境ですが、車で走ると20分程度でビーチがあったりして外出が楽しいです。

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